スポンサード リンク

リス管理の重要性と企業の不祥事

リスク管理が重要視されてきている背景としては、
たび重なる企業の不祥事が挙げられます。

有名どころとしては、アメリカにおけるエンロンやワールドコムの粉飾事件、
日本における大和銀行事件でしょうか。

最近でも、食品偽装や再生紙偽装など、連日マスコミを騒がせているのが現状です。

企業を取り巻く環境は年々劇的に変化しており、
企業の社会的責任(CSR)を問う声が高まっています。
ステークホルダー(利害関係者)に対して責任を果たさない場合、
社会からの批判の目はますます厳しいものになっています。
不祥事が発覚した企業が倒産に追い込まれるケースも多々あります。

企業が社会的責任を果たし、
継続的に発展していくための手段として注目されているのがリスクマネジメントです。

リスクマネジメントの充実は、
ステークホルダーの信頼を勝ち取り、引いては、企業価値の増大に寄与することになるのです。

内部統制とは?

内部統制とは、
企業活動が適切に行われていることを企業自らが監視し、
評価し、その取り組みを改善していく一連の仕組みのことをいいます。

内部統制には、4つの目的があります。
1、業務の有効性及び効率性 (業務目的)
2、財務報告の信頼性 (財務報告目的)
3、事業活動に関わる法令等の遵守 (コンプライアンス目的)
4、資産の保全(資産保全目的)

また、
内部統制には、6つの構成要素からなります。
1、統制環境
2、リスクの評価と対応
3、統制活動
4、情報と伝達
5、モニタリング
6、ITへの対応

内部統制は、2005年に会社法 、
2006年に金融商品取引法において、
共に内部統制システムの構築を義務付ける規定がおかれ注目を集めています。

なお、 金融商品取引法における内部統制報告書の提出の義務に関する部分が、
日本版SOX法と呼ばれています。

会社法と金融商品取引法とは、一般法と特別法の関係にありますが、
重要なことは、共に、内部統制をシステムとして要求している点です。

内部統制そのものの考え方は、かなり古くからありますし、
組織にとっては一般的といえます。

他方、システムとしての内部統制は、比較的新しいものです。
内部統制と内部統制システムは区別して考えることが必要です。

現在、内部統制システムのデファクトスタンダードであると考えられているのが、
COSOフレームワークと呼ばれるものです

リスク管理とは?リスクマネジメントの意味

リスク管理(リスクマネジメント)とは、企業においては、
事業の運営上かかえる様々なリスクの発生を予防し、
リスクが発生してしまった場合には、その影響を最小限に
とどめるようにすることをいいます。

リスクマネジメントをするためには、
リスクを正確に把握しておく必要があります。
企業活動に伴うリスクは実に様々なものがあります。
リスクの分類としては、保険の分野を中心にかなり前から
行われており、投機的リスクと純粋リスクに分ける考え
があります。

投機的リスクとは、企業経営にとって、
プラスマイナス両面を持つ動的リスクのことです。
例としては、為替変動リスク、商品価格変動リスク、
新商品開発リスクなどがあります。

純粋リスクとは、マイナスにしか作用しない静的リスクのことです。
例としては、火災、地震、風水害、自動車事故、背任などがあります。

また、人為的リスクと自然的リスクに分類する考えもあります。
さらに、人的リスク、物的リスク、責任リスクと分類する考え
もあります。

いずれにせよ、リスクマネジメントをする上では、
リスクをきちんと把握し、それに対処するという姿勢が重要です。